「ロウ付け」は重力との戦い・・・
そして共生・・・
Symbiosis with gravity
そして、
この作品を思い出す。
水滴[1991年制作/ブロンズ]
1960年よりマリーニ風の作風から独自の「MU(無)」シリーズを制作しはじめています。虫喰いのような穴をあしらった作風は東洋的な空間と存在感を示しています。
作品について―「天と地の間に働く自然の力によって生まれる純粋な美しい水滴の形であり、人生もこのようにありたいと願っての制作である。大地より生まれて大地へ回帰する生の一滴であり、実の中に虚をかかえ、虚の中に実をふくむ人生「無」の一音である。」
吾妻 兼治郎
1954年東京芸術大学彫刻科を卒業。イタリアの彫刻家マリノ・マリーニに師事。高村光太郎賞、第16回毎日芸術賞を受賞。オーストリア・サンタ・マルガレーテン国際彫刻シンポジウムに参加するなど、ヨーロッパ各地で活躍。
*清瀬市公式サイトより
(2009年、吾妻兼治郎さんと)
宝物の写真の1枚